麻布十番の美容皮膚科
イーメディカルクリニック麻布

Reservationご予約・お問い合わせ

03-6722-6222
電話対応・診療時間 9:00〜18:00 休診日:日曜

ご予約・お問い合わせは、LINE公式アカウント、メールフォーム、もしくはお電話でお待ちしております。
当日のキャンセル等につきましては、お電話でご連絡いただけますようよろしくお願いいたします。

ボトックス注射の種類と違いは?選び方のポイントも解説

公開日:2024.09.24
ボトックス注射の種類と違いは?選び方のポイントも解説

手軽にシワを改善し、小顔効果や多汗症治療にも効果を発揮するボトックス注射。美容医療の中でも非常に人気が高い施術ですが、いざ受けようと思うと「アラガン社製」「韓国製」「ドイツ製」など、製剤の種類が多すぎてどれを選べば良いのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
「安価な薬剤は効果が薄いの?」「厚生労働省認可の製剤は何が違うの?」といった疑問は、施術を受ける前に解消しておきたい大切なポイントです。自分に合った製剤を選ぶことは、納得のいく仕上がりを得るためだけでなく、安全に施術を続けるためにも欠かせません。

この記事では、ボトックス注射で使用される主な製剤の種類とその特徴、それぞれの違いや選び方のポイントを詳しく解説します。
この記事を読むことで、各メーカーの薬剤が持つメリットやデメリット、価格・持続期間・安全性の違いを理解でき、下記のような疑問や悩みを解決します。

《この記事でわかる事》

  • ボトックスと他のボツリヌストキシン製剤は何が違うの?
  • アメリカ製(アラガン社)と韓国製の薬剤、どちらを選べばいい?
  • 薬剤によって効果の持ちや安全性に差はある?
  • 複数の部位に打つ場合、別々の薬剤を併用しても大丈夫?

ボトックスとは

ボトックスと呼ばれるものは正式には、アメリカのアラガン社のボトックス(ボトックスビスタ)のみであり、いわゆる一般的に言われるボトックスとはボツリヌストキシン製剤のことです。
ボツリヌストキシンの製剤は、ボトックス以外にも複数存在していますが、アラガン社のボトックス(ボトックスビスタ)が厚生労働省から唯一認可を受けている点や世界的にも広く流通していることから、ボトックス以外のボツリヌストキシン製剤の注射を行う場合も「ボトックス注射」と呼ばれる事もあります。
ボトックスという名称はアメリカのアラガン社が商標を持っているため、厳密には韓国製の製剤などを使用する場合には、ボトックス注射と言うことはできません。

ボトックス注射で期待できる効果

ボトックス注射で使用されるボツリヌス毒素というのは、人体に無害なタンパク質であり、筋肉を動かす指令を脳から筋肉へと伝達するアセチルコリンという神経伝達物質が分泌されるのを抑え、局所的に筋肉の収縮を弱める働きがあります。
筋肉の過剰な動きを和らげることにより、表情しわを軽減したり、エラやふくらはぎなどの発達した筋肉を小さくする効果があります。
また、多汗症に対して脇にボトックスを注入することで、汗腺の過剰な働きを抑制して脇汗を抑える効果もあります。

ボツリヌストキシン製剤の種類(メーカー別)

ボツリヌストキシンを使用した製剤はボトックスが有名ですが、他にも各国でボツリヌストキシン製剤が存在します。その中でも代表的なものをいくつかご紹介していきます。

BOTOX vista(ボトックスビスタ) / アメリカ製

アメリカのアラガン社製のボトックス(ボトックスビスタ)は、2009年に厚生労働省の認可を受け、日本で唯一製造販売承認を受けている製剤です。
ボツリヌストキシン製剤は世界各国で製造されており、各々日本に輸送されます。アラガン社は日本にも支社があり、製造時の衛生管理に加えて輸送時の温度などの品質管理まで徹底されているため、非常に安定性が高いのが特徴です。また、厳格な品質管理だけでなく、有効性や安全性が試験でも評価されているので安心して使用できる製剤と言えるでしょう。

NABOTA(ナボタ) / 韓国製

ナボタは、韓国のデウン製薬が製造するボツリヌストキシン製剤です。韓国製の製剤の中で唯一アメリカのFDA(食品医薬品局)の認可とともに、韓国のKFDA(食品医薬品安全庁)の認可を受けており、アラガン社のボトックスと同等の安全性と品質が認められています。
アラガン社のボトックスと比較すると、安価なコストと効果のバランスを重視する方にとっては、魅力的な選択肢となっています。

Neuronox(ニューロノックス) / 韓国製

ニューロノックスは韓国Medy-Tox社の製品で、韓国食品医薬品安全省(KFDA)の認可を受けているボツリヌストキシン製剤であり、韓国内の販売実績1位を獲得しています。
アラガン社のボトックスビスタよりも費用を抑えて治療が可能なため、ボトックス注射にそれほど抵抗のない方や経験済みの方はニューロノックスを選ばれることが多いです。

BOCOUTURE(ボコーチェア)旧:ゼオミン / ドイツ製

医療先進国ドイツのメルツ社で開発されたボコ―チェアは、高純度のボツリヌストキシン製剤です。
2011年にアメリカ食品医薬品局(FDA)認可を取得し、不要なタンパク質を限界まで排除した世界初の製剤です。
ボツリヌストキシン製剤に含まれる複合タンパク質が多いと、身体の中に中和抗体が産生されて、この中和抗体がボツリヌストキシン製剤の効果を減らすと考えられています。
ボコーチェアは、複合タンパク質の含有量が従来のボツリヌストキシン製剤と比較して非常に少ないため、繰り返し使用しても効果が減る可能性が低いと言われています。また、他のボツリヌストキシン製剤は冷蔵または冷凍保管が必要だったために、温度変化の影響を受けやすく、輸送、保管状況によっては効果が落ちる可能性がありましたが、ボコーチェアは常温での保管が可能なため、温度変化による影響を受けにくいという利点があります。

ボツリヌストキシン製剤の違い

ボトックスビスタは日本の厚生労働省に認可されているため、安全性が高く、韓国製は品質が悪く危険ではないのかと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
日本の厚生労働省は薬剤の安全性などを厳しく審査しているため、高い安全性が確保されていることが証明されていますが、だからといって他の製剤が安全性の確立がされていないわけではありません。その他の製剤もアメリカの厚生労働省にあたるFDAや、韓国のKFDAの認可を受けており、十分な効果や安全性が担保されているため、安全性に大きな違いがないといえます。

症例数の違い

治療として行われてきた実績の長さからボトックスビスタの症例数は、他の製剤と比較しても豊富であり、適切な注入の方法などがより確立しているといえます。
治療の効果に関しては、症例の積み重ねによって改善が行われていくため、その意味でも実績の多いボトックスビスタは効果的な治療を行いやすいという利点があります。

価格の違い

1番分かりやすいのが、価格の違いです。
ボツリヌストキシン製剤の中で唯一厚生労働省から認可されているボトックスビスタは、日本で安全性や品質が高いことが保証されている分価格が高く、他の製剤は比較的安価となっています。
韓国製の製剤の中には、ボトックスビスタとほぼ同等の効果を持つものも多く、価格を重視する方は韓国製を検討してみても良いでしょう。

持続期間の違い

すべての製剤で持続期間が異なるわけではありませんが、韓国製のボツリヌストキシン製剤の中には、ボトックスビスタと比較して持続期間が短かかったり、効果が弱かったりする場合もあります。
韓国製のボツリヌストキシン製剤は、ボトックスビスタと比べて安価ですが、非常に安価な製剤については注意が必要です。しかし、韓国製の中でも認可を受けている製剤は持続時間や効果もボトックスビスタとあまり違いはないので、安心して施術を受けていただくことができます。

ボツリヌストキシン製剤を選ぶ際のポイント

ボツリヌストキシン製剤は、種類によって効果の安定性や含まれる不純物の量、価格などが異なります。
日本国内で唯一認可されていることから、安全性と品質を重視するならボトックスビスタを選ぶと良いでしょう。
価格を少しでも抑えたいといったことであれば、韓国製のボツリヌストキシンを選択するのも良いでしょう。

複数のボツリヌストキシン製剤の併用は大丈夫?

ボトックスビスタの添付文書では「他のボツリヌス毒素製剤にて治療中の患者」には投与しないこと(禁忌)とされています。
これは、他の製剤とボトックスビスタとの相互作用、安全性が確立していないことや作用を増強してしまうリスクがあるためです。同日に異なるボツリヌストキシン製剤を使用することは、安全性を考えた上も避けた方がよいでしょう。

参考)医療用医薬品 : ボトックスビスタ, KEGG MEDICUS

【まとめ】ボトックス注射の種類と違いは?選び方のポイントも解説

ボトックス注射の種類とそれぞれの製剤が持つ特徴、そして後悔しないための選び方について詳しく解説しました。
この記事では、下記のようなことが理解できたのではないでしょうか。

《この記事でわかった事》

  • 「ボトックス」は厳密にはアラガン社の製品名であり、一般的にはボツリヌストキシン製剤全般を指すことがある
  • 主な製剤の種類は、厚生労働省の認可を受け、日本で唯一製造販売承認を受けている製剤「ボトックスビスタ」、安価な韓国製「ナボタ」「ニューロノックス」、高純度なドイツ製「ボコーチェア」などがある
  • 安全性の基準として、厚生労働省、米FDA、韓KFDAなど、各国の公的機関による認可の有無と信頼性がある
  • 各製剤には、豊富な症例数に基づく安心感、施術費用の差、そして効果の持続期間や安定性の違いがある
  • 薬剤選びのポイントは、品質と実績を最優先するならアラガン社製、コストを抑えるなら韓国製といった選び方の基準がある
  • 安全性や相互作用の観点から、同日に異なる製剤を併用することは禁忌

一口にボトックスと言っても、日本で唯一承認されているアラガン社製の「ボトックスビスタ」から、コストパフォーマンスに優れた韓国製、抗体ができにくいドイツ製など、選択肢は多岐にわたります。それぞれの特性を理解した上で、ご自身の目的や予算に合わせた最適な選択をすることが大切です。
また、ボトックス注射は定期的に継続することでより高い効果を維持できる施術です。だからこそ、製剤ごとの違いを正しく知り、信頼できるクリニックでカウンセリングを受けることが、理想の自分への近道となります。
「どの製剤が自分に合っているか分からない」という方は、まずは専門の医師に相談し、お悩みや部位に応じた最適なプランを提案してもらうことから始めてみましょう。

イーメディカルクリニック麻布では、これまで多くのボトックス製剤を扱ってきた経験に基づき、繊細なタッチの美しい表情を演出するためには、製剤の品質というファクターは不可欠だと考えております。そのため、当院では表情筋に対しては国内で最も品質の高い厚生労働省承認医薬品であるアラガン社製ボトックスビスタのみを使用しています。
また、ご希望の方には肩や脇などの量が必要な部分に対してはアラガン社のボトックスビスタと同等の安全性と品質が認められている韓国製のナボタも取り扱っています。
患者様のお悩みに沿った丁寧な診察とカウンセリングを心がけていますので、ボトックスを検討されている方は、ぜひ当院へお越しください。