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肩ボトックスの効果はいつから?効果の持続期間と頻度も解説
現代社会において、肩こりや肩のラインが綺麗に見えないことに悩んでいる方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。
特に肩こりがひどいと頭痛などを併発させることもあるため、日常生活に支障が出ることもあるでしょう。肩こりへの対策として、マッサージや整体、ストレッチなどがありますが、近年注目を集めているものに「肩ボトックス注射」と呼ばれるものがあります。
ボトックス注射と言えば、エラの張りやおでこ・眉間などのしわ改善というイメージがありますが、実は肩こり改善にも効果的です。肩こりに限らず「肩のシルエットをすっきりとさせたい」「首を細く見せたい」といった、見た目のお悩み改善にも効果を発揮します。
この記事では、肩ボトックス注射の効果・持続期間や頻度について徹底解説していきます。
注意点などを踏まえたうえで肩ボトックスに挑戦して、長年のお悩みを解消しましょう。
目次
肩ボトックスとは?
ボトックス注射には、筋肉をリラックスさせる効果があります。
凝り固まってしまった肩の筋肉(僧帽筋・半棘筋・肩甲挙筋など)にボトックスを注入すると、筋肉の緊張状態が緩和され、肩こりや巻き肩の緩和に効果的です。
慢性化しやすい肩こり・肩のハリですが、原因を根本的に改善することで、悪循環しにくい状態へ導きます。
そもそもボトックスとは?
ボトックス注射とは、ボツリヌス菌から生成される天然のたんぱく質(A型ボツリヌス毒素)を有効成分として活用する治療法です。
「毒素」と言うと体に悪いイメージがありますが、毒素を分解・精製したものであり、ボツリヌス菌や培養液などの成分は含まれていません。
ボツリヌス毒素は、神経から筋肉への信号伝達を一時的に遮断する作用があり、これにより筋肉の収縮が抑えられます。
肩ボトックスの作用機序
肩は頭・胸・腕などのさまざまな筋肉を支えていることもあり、いつも筋肉が緊張状態にあります。そして、血流の滞りや疲労物質の蓄積などが原因で、肩こりにつながってしまうのです。
また、体型・血行不良・職業(長時間同じ姿勢など)・姿勢の悪さ・眼精疲労・運動不足・ストレス・冷え性・更年期といったことも、酸素や栄養が行き届かずに肩こりの原因となっていきます。
肩ボトックス注射は、緊張して凝り固まってしまった筋肉を弛緩させ、痛みを伝える神経をブロックするといった作用により、症状の改善を促します。
肩ボトックスを注入する場所
肩ボトックスは、主に“僧帽筋”にダイレクトにアプローチを行います。
僧帽筋とは、肩や首の後ろ・背中・肩甲骨・鎖骨などに広がっている大きな筋肉になります。また、肩の筋肉の中で最も大きく、肩甲骨を動かすのに必要な筋肉なので、日頃から使用頻度が高めです。
デスクワークの方やスマートフォンを多用する方は、姿勢や過度の緊張により発達のしすぎで盛り上がったり、収縮して肩こりの原因になったりします。僧帽筋にボトックス注射を行うことで、肩まわりの筋肉の緊張を和らげることが可能です。
肩ボトックスの注入必要量
当院では肩への注入量は筋肉の大きさや、僧帽筋の緊張や張りの程度により決定しますが、一般的には片側50〜100単位、両側合計100〜200単位程度が目安になります。
多ければ多いほど良い、という施術ではないので、適量を見極めて注入する必要があります。
例えば、注入量が少なすぎれば効果はありませんし、多すぎれば力が入らなくなってしまうなどの副作用を生じます。
肩こり緩和、デコルテの華奢見せ、首を長くするなど、目的によっても必要量は変わります。
肩ボトックスの効果
現代社会では多くの方が悩みの種である肩こりですが、どうしてもデスクワークやスマホの使用で悪化の一方という方も多いのではないでしょうか。
肩ボトックスは、そんな肩こりのほかにも効果がみられるのでご紹介していきます。
肩こり・首・背中の痛みの緩和
肩こりや首こりなどで悩んでいる人の肩は、しこりのように固くなっているのが特徴です。これは筋肉が緊張している状態です。血流が滞っており、疲労性物質が蓄積しているうえに、栄養がスムーズに届かなくなっています。
僧帽筋にボトックス注射をすることで、発達した筋肉の働きが弱まり、肩こりや巻き肩が緩和されます。
小顔効果
芸能人でも顔が小さく見える方は、首が長かったりしませんか?
肩が下がり首が上がることで、相対的に顔も小さく見えるという効果も。
首が長く見えると、小顔効果も期待できます。
デコルテがすっきり
肩ボトックスは、ウェディングドレスなどを着こなすために花嫁美容としても人気の施術になっておりますが、普段着を着こなすためにも取り入れたい施術のひとつです。
肩が盛り上がっているとなで肩に見えますし、ぴったりとした服やデコルテを露出した服の着こなしが難しくなりますよね。
デコルテをすっきりさせて華奢な印象を手に入れるためには、肩ボトックスがおすすめです。
肩ボトックスの効果はいつからいつまで効くの?
肩ボトックスは、1回の施術で永続的に効果が持続するわけではありません。効果が持続する具体的な期間や必要回数、頻度などをご紹介していきます。
効果はいつから
ボツリヌストキシン製剤が凝り固まっている筋肉に作用すると、筋肉の緊張を緩和させていきます。すると、術後1~2週間ほどで肩こりの軽減や肩が軽くなったような症状を実感できるようになります。また、同時に首や背中にかけての凝りにも効果が現れてきます。
その後、肩のラインがすっきりと見える肩痩せ効果や首が長く見えるといった見た目の変化を実感できるのは、術後1ヶ月前後を目安に現れてきます。
結婚式や前撮り前に施術をご検討されている方は、当日から逆算して施術を受けられると良いでしょう。
効果の持続期間は?
ボトックス注射の効果の持続期間には個人差がありますが、約4ヶ月程度のため永久的ではありません。効果を持続させるためには、繰り返し治療を受ける必要があります。
必要回数と頻度は?
継続的な治療を行う場合、患者様の肩こりの状態によって施術頻度は異なります。
軽度の場合は6ヶ月に1回、中等度なら3~4ヶ月に1回、重度は3ヶ月に1回を目安に施術を行うのが理想です。
肩ボトックスの効果がない(効かない)人
- 注入場所が間違っている
- 注入量が少ない
- ボトックス製剤の品質が悪い
- 医師の技術不足
- 患者様自身にボトックスの抗体が出来てしまっている
肩ボトックスで注入するボツリヌス製剤の種類
ボトックス製剤には、現在様々な種類が存在します。
当院では、国内で最も品質の高い厚生労働省承認医薬品であるアラガン社製ボトックスビスタ®をご用意しております。ボトックス自体がはじめての方やまず試してみたいなどという方には、リーズナブルにお受けになれる韓国製の製剤であるナボタ(NABOTA)もご用意しております。
ボトックスビスタ®
日本の厚生労働省やアメリカのFDA(日本の厚生労働省にあたる機関)からも製造・販売の認可を得ている製剤です。日本では、唯一厚生労働省から認可を得ています。
世界の施術で多く使われている“世界シェアNO.1”の製剤なので、有効性・安全性を重視する方におすすめです。
ナボタ
ナボタは、韓国最大の医薬品メーカーであるデウン製薬が製造した最新のボツリヌストキシン製剤で、その安全性や品質は米国FDAと韓国KFDA(韓国食品医療品安全省)に認可されています。
イノトックス
韓国のメディトックス社が製造、ライセンス契約を結んだアラガン社が販売しているのがイノトックス。韓国のMFDS(韓国食品医薬品安全省)の承認を得ています。
安全性が高いにもかかわらず比較的安価な点が特徴になります。
ボコ―チュア
ドイツのメルツ社からは、ボコーチュアが出されています。アメリカのFDAと韓国のMFDSどちらも認可されています。
複合タンパクが除去されているため抗体ができにくく、定期的に注入しても効かなくなることが少なくなります。また、失活温度が高いインコボツリヌストキシンAを有効成分として使用しているため、常温で活性が落ちることはありません。
温度管理を徹底的に行わなくても大丈夫という特徴があります。
【まとめ】肩ボトックスの効果はいつから?効果の持続期間と頻度も解説
肩ボトックスは肩こりだけでなく、肩やデコルテを華奢に見せてくれるなど、見た目の変化をもたらしてくれる効果もあります。
肩こりの程度や患者様のご希望のボディラインの実現には、医師の細かなアセスメントや技術が必要になってきます。
イーメディカルクリニック麻布では、経験豊富な医師が患者様お一人お一人の骨格や筋肉のつき方などをしっかりと見極めながら、お悩みにあわせた施術をご提供しています。また、当院では針の種類や麻酔なども豊富に取り揃えており、痛みへの配慮も重視しております。
日々の肩こりからくるストレスを軽減したい、結婚式前に綺麗になりたい、着たい洋服を着こなしたいなど、肩ボトックスをご検討中の方はぜひ当院へ気軽にご相談下さいませ。