ご予約は、LINE公式アカウント、メールフォーム、もしくはお電話でお待ちしております。
お問い合わせにつきましては、メールフォームからご連絡ください。
当日のキャンセル等につきましては、お電話でご連絡いただけますようよろしくお願いいたします。
ヒアルロン酸注射による目の下のクマ治療の効果とは?製剤の種類や術後の注意点などを解説

目元は年齢による変化が現れやすく、クマやたるみがあると実年齢よりも上に見られてしまったり、疲れ顔に見えてしまったりと顔の印象を大きく左右することがあります。
この記事では、デリケートな目の下のお悩みを改善するヒアルロン酸注入の製剤、治療頻度、ダウンタイム、注意点などについてご紹介します。
目次
目の下のクマ、くぼみ、たるみの原因
目の下のクマ、くぼみ、たるみは歳を重ねると数多くの方が悩むものの一つです。
クマ、くぼみ、たるみの原因はそれぞれ異なるため分かりやすく解説していきます。
クマの原因
目の下のクマには、大きく3種類があります。
青クマ
目の下の青っぽく 透けて見える青クマは、毛細血管が透けて見えている状態です。生まれつき目の下の皮膚が薄い方や色白の方は青クマができやすいと言われており、下まぶたを指で引っ張ると、クマの色が薄くなる場合は青クマの可能性が高いです。
原因としては、血行不良の影響が大きいと言われております。血行不良になると血流が滞り酸素不足になった毛細血管が黒っぽく変化してしまいます。
目の下の皮膚は顔の他の皮膚に比べて1/3程度の薄さしかないため、黒っぽくなった毛細血管が皮膚から透けることにより青く見えると言われています。
血行不良が原因の青クマですが、血行不良になる原因もいくつかあります。
- 冷え
- 生活習慣の乱れ
- ホルモンバランスの乱れ
- 疲労や睡眠不足、ストレス
- 鉄分・ビタミン不足
- パソコンやスマートフォンの長時間使用
現代のデジタル社会では、スマートフォンの普及やデジタル化によって仕事でパソコンを長時間使う人が多くなっているため、青クマに悩む人が増えつつあります。症状が軽度なうちは、血行改善をすれば青クマは改善するので、目の疲れを感じたら目の下を優しくマッサージするなど、血流をアップさせることが重要です。
またイーメディカルクリニック麻布には、ヒーライトという眼精疲労に効果的な機械のお取り扱いがあるため、ぜひご相談ください。
茶クマ
茶クマの原因としては、色素沈着の影響が大きいと言われています。
目の下の薄い皮膚は刺激を受けやすく、紫外線を始めクレンジングや洗顔時にゴシゴシと擦ることによる摩擦、目をこする癖、目元の乾燥、加齢などによるターンオーバーの乱れによるメラニン色素の排出不良が原因で色素沈着します。
色素沈着の対策としては、しっかりUVケアを行いメラニン色素の生成を抑えること、スキンケア時に摩擦を起こさないように気を付けること、しっかりと目元も保湿ケアをすることなどが効果的です 。また、食生活の乱れや睡眠不足などは肌のターンオーバーが乱れる原因になるため、まずは生活習慣を見直すことも大切です。
黒クマ
黒クマは目の下の凹みやたるみが原因で影となり、黒っぽく見えるクマです。
黒クマができる主な原因の1つが筋肉の衰えです。歳を重ねると眼輪筋が弱ってくることで、目の下の脂肪が前方へ出て突出することがあります。この膨らみが影を作ることでクマとして目立つようになります。
また、紫外線ダメージなどによって肌のハリが低下し、たるみを引き起こし、皮膚の凹凸が黒クマとして現れている場合もあります。
黒クマの場合は、スキンケアを徹底し保湿や栄養補給をすること、マッサージを行うことが大切です。マッサージは、目元周辺の老廃物を排出してむくみを解消するだけでなく血流を促進するため、皮膚や筋肉のハリや弾力を高めることが黒クマの改善に効果が期待できます。
ただ、自身のケアだけでは根本解決にはならないため、物理的に脂肪を取る脱脂や影を目立たなくさせるための注入治療なども取り入れることで、よりお悩み解消に近づけるため、美容クリニックに相談するなどの方法もあります。
くぼみ、たるみの原因
コラーゲンやエラスチンといった保湿成分はお肌にハリや弾力を与えると共に、皮膚組織を支える役割を担っています。しかし、コラーゲンやエラスチンは歳を重ねるとともに減少してしまうため、徐々にお肌の水分量は少なくなり、皮膚組織を支えられなくなることによってたるみができやすくなります。
また、紫外線を浴び続けるとコラーゲンが破壊されてしまうため、UVケアを疎かにしてしまうと、たるみの進行が早くなるリスクがあります。
先程、黒クマでも記載したように、眼輪筋が弱ってくると支えきれなくなり目の下のたるみを引き起こします。
目の下のヒアルロン酸注射で期待できる効果
ヒアルロン酸は肌にもともとある成分ですが、歳を重ねるとともに減少してしまいます。
ヒアルロン酸は保水力が高く、ハリや弾力を保つ役割があるため、クマやたるみなどが気になる部分に外側からヒアルロン酸を注入して補うことで、ハリが出て若々しい印象に近づきます。
黒クマが目立ちにくくなる
黒クマとは、加齢による眼輪筋が弱くなることやたるみが原因でできるクマのことです。
黒クマはマッサージなどで多少の改善はあるものの、自力で完全にお悩みを解消することは難しいといわれています。すぐに黒クマのお悩みを改善したい方には、ヒアルロン酸注射やベビーコラーゲン注入がおすすめです。
外側からヒアルロン酸やコラーゲンを補うことで、目元にハリが出ると黒クマが緩和され、若々しい印象に近づきます。
シワ・たるみ悩みが緩和される
ヒアルロン酸の特徴として、保水性が高いことが挙げられます。ヒアルロン酸を注入することで注入部位の水分量が多くなり、お肌を皮下から持ち上げることでシワやたるみが緩和されます。
注入部位にボリュームが出ることでしわやたるみが目立たなくなり、顔全体の印象も若々しくなります。
くぼみが解消し、ふっくらする
歳を重ねると、目の下のくぼみのお悩みを抱える方は多くいます。
眼球を支えている靭帯が緩むと、今まで支えられていた目の下の脂肪が前に出できます。前に出てきた脂肪がその下に影を作り、高低差が生じることで目の下がくぼんで見えてしまいます。反対に目の下の脂肪が痩せることで骨が目立ち、くぼんで見える場合もあります。
どちらの場合も高低差がくぼみの原因となっているため、気になる部分にヒアルロン酸を注入してふっくらさせることで、くぼみのラインが滑らかになり目立たなくなります。
目の下のヒアルロン酸注射に用いられる製剤
治療で使うヒアルロン酸製剤は全て同じではなく、目的に応じて使い分けをしています。
柔らかいヒアルロン酸製剤
柔らかいヒアルロン酸製剤はお肌に馴染みやすいため、主に皮膚が柔らかく薄い部分に使用されます。
ヒアルロン酸製剤はそれぞれ持続期間が異なり、柔らかいヒアルロン酸製剤は持続期間が短いという特徴もあります。
硬いヒアルロン酸製剤
硬いヒアルロン酸製剤は注入した部分にとどまりやすいので、ボリュームアップなど造形目的に使用されることが多いです。
柔らかいヒアルロン酸製剤と比べると、持続期間は長い特徴もあります。
目の下のヒアルロン酸注射の持続時間と再注入までの期間・頻度
目の下に注入したヒアルロン酸製剤は柔らかいものを使用することが多いため、注入から1年程で体内に吸収されます。
そのため、同じ状態を維持するためには定期的に施術を受けることでお悩みが改善されます。注入後に時間が経過し、再びクマが気になってきたタイミングで再度相談するといいでしょう。
ヒアルロン酸製剤が体内に吸収される速度には個人差があるため、必ずしも1年で効果がなくなってしまうわけではありません。適切な施術のタイミングやお悩みに合わせた治療内容を提案してくれるクリニック選びをすることをおすすめします。
目の下のヒアルロン酸の注入量の目安
目の下に注入するヒアルロン酸製剤の注入量は、その方の肌の状態やお悩み、理想とするデザインによって変わってきます。
理想とする仕上がりに必要な量よりも多い量を注入してしまうと、その部分が目だってしまったり、理想とする仕上がりとは異なってしまう可能性があります。
目元のヒアルロン酸注射は医師の技術が必要であり、非常に繊細な治療のため、カウンセリングで理想とする仕上がりを術者に共有すること、一人一人の皮膚の状態を把握し、それに対する適切な製剤・量を選んでくれるクリニックを選びましょう。
ボコつきや目元が空きにくくなったなどの不自由が生じないようにするためにも、目の下に注入するヒアルロン酸は、柔らかい種類を選び、少しずつ注入することが理想的とされています。
施術を実施しているクリニックによって異なりますが、片方あたり0.3cc~0.8ccが目安となります。
目の下のヒアルロン酸注射のダウンタイム
ヒアルロン酸注入直後は、腫れや膨らみが生じます。症状は数日~2週間程度で落ち着くので様子を見ましょう。また、目の下の皮膚は薄く毛細血管も多く走っているため、内出血が起こる可能性があります。翌日からはメイクが可能であり、コンシーラーなどで隠せる程度の内出血のことが多いです。
当院では、ダウンタイムコンシーラーやダウンタイム軽減クリーム(セベリアクリーム、ケラスキンクリーム)などのご用意もございますので、ダウンタイムが気になる方はお申し付けくださいませ。
また、ダウンタイムが落ち着くまでは血行を促進するような激しい運動や飲酒、サウナや長時間の入浴は避けることをおすすめします。
目の下のヒアルロン酸注射のリスク・副作用
目の下のヒアルロン酸注射では、様々な効果が得られますが、リスクや副作用にも注意が必要です。
膨らみすぎ・凹凸の目立ち
目の下の皮膚は伸びやすいため、注入する量が多くなると過剰に膨らんでしまったり、注入部位を間違えると、目元がデコボコとした仕上がりになってしまいます。
ヒアルロン酸製剤は溶かすこともできますが、溶かすことで皮膚が伸びてしまい、目の下がシワシワになり、たるみが生じ、施術前よりも老けた印象になってしまうこともあります。
ヒアルロン酸注入後に違和感がある場合は、すぐに施術を受けたクリニックに相談しましょう。
チンダル現象
目の下の皮膚は顔の他の部分よりも薄いため、ヒアルロン酸を注入すると皮膚の表面にヒアルロン酸が青白く透けて見える「チンダル現象」というものが起こることがあります。すべての人に発生するわけではありませんが、目の下は皮膚が薄く光を透過しやすいため、チンダル現象により顔に違和感が出てしまうリスクがあります。
チンダル現象が目立って気になる場合はヒアルロン酸溶解剤を使用し、ヒアルロン酸を溶かすこともできるため、注入後に見た目の違和感が気になる場合には、施術を受けたクリニックへ相談することをおすすめします。
血行障害
ヒアルロン酸製剤がその部位に走行している血管の中に入ってしまった場合、血管が詰まり、血流障害を起こす場合があります。その場合、物理的にヒアルロン酸製剤が血管を圧迫してしまうことで血流が途絶え、組織が壊死してしまい眼球の機能が低下することによる失明のリスクや皮膚の壊死といった重篤な問題を引き起こす恐れがあります。
もしも血流障害を起こした場合、速やかにヒアルロニダーゼを注射すれば改善することもありますが、動脈塞栓を起こしてしまうと回復が難しい場合も少なくありません。
脱脂とヒアルロン酸注入の併用はできる?
脱脂とヒアルロン酸注入の併用はできますが、同日の施術は出来ません。
理由として、クマ取りをする前と後では必要なヒアルロン酸製剤量が異なるからです。どちらの施術も希望される方は、脱脂をしてからダウンタイムが完全に落ち着く1ヶ月後を目安に再度ご来院していただき、そのタイミングでヒアルロン酸製剤を注入し、気になっている凹凸の修正をすることをおすすめします。
ヒアルロン酸注入で涙袋形成とクマ取りは同時に改善できる?
ヒアルロン酸による涙袋形成とクマ取りを同時に行うことは出来ません。
理由としては、クマ取りをした後は目元が腫れるため、そこにヒアルロン酸を注入しても理想の形にすることが難しくなってしまうからです。どちらの施術も希望される方は、クマ取りをしてから1ヶ月ほど経って、腫れが完全に落ち着いたタイミングでヒアルロン酸による涙袋形成をすることをおすすめします。
【まとめ】ヒアルロン酸注射による目の下のクマ・くぼみ・たるみ治療の効果とは?製剤の種類や術後の注意点などを解説
ヒアルロン酸は保水力が高く、目の下に注入することで、ご自身だけでは改善できないクマやたるみ、くぼみなどのお悩みに効果的です。
しかし、ヒアルロン酸製剤は良くも悪くも吸収されるため、定期的に治療をすることで効果を維持する必要が出てきます。また、失敗すると膨らみ過ぎやボコつき、チンダル現象が発生したりするだけではなく、最悪の場合は失明する恐れもあるため、リスクをしっかり把握したうえで治療に望みましょう。
目元の治療は非常にデリケートなため、クリニック選びが重要となってきます。カウンセリング時にご自身の仕上がりの理想の擦り合わせができ、技術と経験がある医師がいるクリニックを選ぶようにしましょう。
イーメディカルクリニック麻布では、治療をするにあたり、できるだけ不安や疑問を解決し、お客様の目指す理想の美のサポートをさせていただくため、施術前のカウンセリングはもちろん、施術後のアフターフォローも医師、看護師、カウンセラーが丁寧に対応させていただきます。
また、目元の注入剤としてヒアルロン酸製剤の他にベビーコラーゲンや目元の肌育製剤などのご用意があり、その方のお悩みに合わせた製剤のご提案をさせていただいております。また、脱脂などのオペをご希望の場合は、提携している信頼のあるクリニックをご紹介させていただきますのでぜひ当院へご相談ください。