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ボトックス注射のダウンタイムと術後の症状や注意点

公開日:2026.02.18
ボトックス注射のダウンタイムと術後の症状や注意点

ボトックス注射は、シワ予防を目的として表情筋に注入するだけでなく、エラ・肩・ふくらはぎなどに注射することで、筋肉の過度な緊張や発達をやわらかく抑え、張りやこりの改善にも効果が期待できる治療です。
さらに、多汗症の治療としても用いられるなど、ボトックス注射の用途は幅広く、美容から機能改善までさまざまな目的で選ばれています。
一方で、「興味はあるけれどダウンタイムが不安」「どのくらい日常生活に影響があるのか分からない」といった理由から、なかなか一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。

このコラムでは、ボトックス注射を検討されている方が安心して治療を受けていただけるよう、施術後のダウンタイムや注意点について分かりやすく解説します。ぜひ参考になさってください。

ボトックス注射のダウンタイム期間

ボトックス注射のダウンタイムは数日~1週間程度と、ほかの治療と比べて比較的短いことが特徴です。使用する針も極細のため、注射後の跡が目立ちにくい点も安心材料のひとつです。
まれに内出血や赤みが生じることがありますが、多くの場合はお化粧でカバーできる程度です。ただし、肌が敏感な方や基礎疾患をお持ちの方、また施術後の過ごし方によっては、ダウンタイムの症状が長引く可能性もあります。そのため、事前に医師としっかり相談し、注意点を確認したうえで治療を受けることが大切です。

ボトックス注射後に見られる可能性のある症状

ボトックス注射はダウンタイムが比較的少ない治療ですが、注射による施術のため、針を刺した部位に赤み・腫れ・内出血などが生じる可能性があります。また、まれではありますが、かゆみや赤み、腫れといったアレルギー症状が現れる場合があります。
これらの症状は多くの場合、1週間~1か月程度で自然に落ち着いていきます。万が一、症状が強く出た場合や長引く場合には自己判断せず、速やかに施術を受けたクリニックまたは医師へご相談ください。

ボトックス注射後の注意点

ボトックス注射はダウンタイムがほとんどないことが特徴の治療ですが、注意点がまったくないわけではありません。安全に効果を実感していただくためにも、施術直後からしばらくの間は避けていただきたい行為があります。
ここからは、注入直後に気をつけていただきたいポイントについて解説していきます。

注射部位を過度に触らない

治療当日~1週間程度は、注射部位を強く擦ったり、揉んだりしないようにしましょう。特に施術当日は針穴が開いている状態のため、洗顔の際は水またはぬるま湯を手にすくい、ゴシゴシこすらず、やさしく行ってください。
注射部位を強く擦ったり、揉み込んでしまうと、薬剤の効果範囲が広がり、本来期待されるボトックスの効果が弱まる可能性があります。そのため、施術後はできるだけ刺激を与えないことが大切です。

激しい運動は控える

ボトックス製剤の主成分はタンパク質で、熱によって変性・不活性化する性質があります。一般的にボツリヌストキシンが完全に失活するには、約80℃の熱が必要とされており、日常生活で体温がそこまで上昇することはありません。しかし、注射後の効果を妨げないためにも、激しい運動は控えることをおすすめします。
また、注射後2~3日は内出血が起こりやすい期間でもあります。そのため、血流や代謝が過度に高まる行為はできるだけ避けていただくと安心です。

長時間の入浴やサウナは控える

ボトックスは熱に弱い成分のため、長時間の入浴やサウナなど高温にさらされると、効果が弱まる可能性があります。そのため、施術後2~3日はこれらを控え、シャワーや入浴の温度はぬるめに設定することをおすすめします。

注射部位のマッサージはしない

ボトックスの注入部位をマッサージすると、薬剤が周囲に広がり、効果が弱まったり、他の部位へ影響が出る可能性があります。そのため、患部のマッサージは避け、効果が安定するまでの1~2週間は治療部位を強く擦らないようにご注意ください。

ボトックス注射後のその他の疑問

前項では、ボトックス注射後の注意点についてご説明しましたが、他にもよくいただくご質問があります。
ここからは、ボトックス注射に関する質問について、ひとつずつ分かりやすく解説していきます。

飲んではいけない薬はあるの?

筋弛緩薬を内服されている方は、ボトックス注射に注意が必要です。ボトックスの筋弛緩作用が強く出てしまい、嚥下障害や閉瞼不全、頸部筋の脱力など、過剰な筋弛緩が起こる可能性があります。
また、あまり知られていませんが、 アミノグリコシド系抗菌薬(ゲンタマイシン、スペクチノマイシン、フラジオマイシン)、 テトラサイクリン系抗菌薬(ミノマイシン)、 リンコマイシン系抗菌薬(クリンダマイシン、ダラシン) を内服中の場合、薬剤の相互作用により、ボトックスの筋弛緩作用が増強する可能性があります。これらの抗菌薬はニキビ治療で使用されることもあるため、注意が必要です。
なお、併用が完全に禁止されているわけではありませんが、医師による判断が必要となります。ボトックス注射を受ける前に、服用中のお薬について事前にご相談ください。

健康診断に影響はないの?

基本的には、健康診断の前にボトックス注射を受けても、大きな問題はありません。
ただし、肩やふくらはぎなど体の大きい筋肉へのボトックス注射を行った直後に採血をすると、注射した筋肉の影響でCK(クレアチンキナーゼ)という数値が一時的に高く出ることがあります。これは、注射によって筋肉に軽い刺激が加わったことが原因で、病気によるものではありません。
CKは筋肉に多く含まれる成分で、運動や注射など筋肉に負荷がかかった際にも上昇することがあります。また、CK値は激しい運動や重い作業、体調の変化など、さまざまな理由で上がることがあります。そのため、ボトックス注射後の採血で数値が高く出た場合も、他の状況と合わせて判断することが大切です。

献血はして大丈夫?

ボツリヌス注射後の献血については、使用する製剤によって異なります。
アラガン社製のアラガンビスタ(ボトックス)の場合、注射後72時間以降から献血が可能とされています。
一方、その他のボツリヌス製剤では、注射後3ヶ月間は献血を控えることが推奨されています。
なお、輸血に関してはボツリヌス注射直後であっても問題ありません。

【まとめ】ボトックス注射のダウンタイムと術後の症状や注意点

ボトックス注射は、シワ予防や小顔、多汗症治療など幅広い目的で行われ、ダウンタイムが比較的少ない治療です。多くの場合、施術後の日常生活への影響は軽度ですが、注射部位を強く触らないことや激しい運動、長時間の入浴やサウナを控えるなど、いくつかの注意点を守ることが大切です。
また、服用中のお薬や健康診断、献血への影響など、事前に知っておくことで不安を軽減できるポイントもあります。
安心して治療を受けるためにも、不明点がある場合は自己判断せず、必ず医師へ相談するようにしましょう。ボトックス注射の正しい知識を身につけ、無理のないスケジュールで治療を行うことが、満足度の高い結果につながります。

当院では治療のご提案だけでなく、施術前後の注意事項やアフターケア、他治療との併用など、多方面からのサポートを行っております。
美容医療が身近になった今だからこそ、 「施術をすること」だけでなく、 その前後まで丁寧に寄り添ってくれるクリニックという選択肢もご検討ください。
しっかりとしたサポート体制のもとで治療を受けたい方は、 ぜひイーメディカルクリニック麻布へご相談ください。