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ボトックス注射の副作用やデメリットは?できない人(禁忌)やおすすめしない人も解説
ボトックス注射は、シワの改善や予防を目的として多くの方に選ばれている身近な美容医療です。
一方で、医療行為である以上、副作用やデメリット、注意すべき点が全くないわけではありません。また、体調や既往歴、服薬状況によっては、施術ができない方(禁忌)や慎重な判断が必要な方もいらっしゃいます。
本コラムでは、ボトックス注射の副作用やデメリットをはじめ、施術を受けられない方・おすすめしないケースについて、医学的な観点からわかりやすく解説していきます。
目次
ボトックス注射とは?
ボトックスとは、ボツリヌストキシンという製剤を用いて、筋肉の過度な動きを一時的にやわらげる医療施術です。
表情を作るたびにできる額や眉間、目尻のシワは、筋肉の収縮が積み重なることで深くなっていきます。筋肉の収縮が積み重なることでシワが刻まれ、老けた印象になります。
ボトックスはその原因となる筋肉の動きを穏やかにすることで、シワを目立ちにくくし、予防的な効果も期待できます。
また、エラの張りを和らげてフェイスラインをすっきり見せる効果のほか、脇汗の抑制や食いしばり・筋緊張の緩和など、ボトックス注射は幅広い分野で活用されています。
ボトックス注射のデメリット
注射のみで手軽にシワの予防ができるボトックス注射は、忙しい方でも取り入れやすい美容医療のひとつです。一方で、メリットだけでなく知っておきたい注意点やデメリットもあります。
ここでは、施術前に理解しておきたいポイントをいくつかご紹介します。
効果は永久ではない
ボトックス注射の効果は施術後3~4日ほどで徐々に現れ始め、1〜2週間前後でピークを迎えます。その後、時間の経過とともに少しずつ効果は弱まり、およそ3〜4ヶ月で効果が切れていきます。
1回の施術で永続的にシワを改善できる治療ではないため、効果を維持するには定期的な注入が必要となります。適切な間隔で続けることで、自然な表情を保ちながら、シワの予防効果も期待できます。
入れ方によっては違和感が出ることがある
ボトックスは筋肉の収縮を抑えることで、シワの改善や予防につながる治療ですが、筋肉の動きを抑える作用があるため、表情を動かした際に違和感を覚える場合があります。
表情の動かし方や筋肉の強さには個人差があるため、必要な注入量も人それぞれ異なります。そのため、本来は一人ひとりの状態に合わせた量や打ち方で調整することが大切です。中には、個別の状態を考慮せず、あらかじめ決められた単位数で注入を行うクリニックもあるため、施術を受ける際には注意が必要です。
腫れや内出血が生じる
ボトックス注射は注射による施術のため、注入部位に一時的な腫れや赤み、内出血が生じることがあります。特に血管の近くに針が当たった場合には、内出血が起こることがありますが、多くは数日〜1週間ほどで自然に改善していきます。
大切なご予定がある場合は、施術時期について事前にご相談いただくことをおすすめします。
ボトックス注射の医学的な副作用・リスク
ボトックス注射は世界中で広く行われている安全性の高い治療ですが、医療行為である以上、医学的な副作用やリスクが全くないわけではありません。多くの場合は一時的で軽度なものですが、注入部位や体質によっては注意が必要なケースもあります。
ここでは、ボトックス注射を受ける前に知っておきたい医学的副作用やリスクについて解説していきます。
眼瞼下垂(まぶたが下がる)
眼瞼下垂とは、まぶたが重く感じたり、開けにくくなる状態を指します。これは、額や眉間などに注入したボトックスの作用が、まぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)やその周囲に影響した場合に起こる可能性があります。
また、もともと眼瞼下垂がある方では、ボトックス注射によって症状が強く出ることがあるため、注入部位や量を慎重に見極める必要があります。
表情の違和感
目尻へのボトックス注射は、笑ったときにできるシワを和らげる効果が期待できますが、薬剤の作用が強く出すぎた場合、目尻の筋肉(眼輪筋)の動きが抑えられすぎてしまい、目尻が動きにくくなることがあります。 その結果、笑った際に目尻が十分に上がらず、目が笑っていないような印象になることがあります。
また、眼輪筋の動きが弱くなることでまばたきが浅くなり、目の乾燥や違和感を感じるケースもまれにあります。
これらの症状は多くの場合一時的で、ボトックスの効果が弱まるにつれて徐々に改善していきます。このような違和感を防ぐためには、目尻の筋肉の動きや左右差を確認したうえで、必要最小限の量を慎重に調整して注入することが重要です。
口元の動かしにくさ
口周囲には、話す・笑う・食事をするなどの動作に関わる細かな筋肉が集まっており、ボトックスの作用が出ることで、口角が上がりにくい、笑ったときに左右差を感じる、発音や食事の際に動かしづらさを覚えるといった症状が現れる場合があります。これらは、注入量や注入位置、もともとの筋肉の使い方の癖などが影響して起こることが多いとされています。
こうした違和感の多くは一時的なもので、ボトックスの効果が徐々に弱まるにつれて自然に改善していきますが、口元は特に繊細な部位であるため、過度な注入や左右のバランスを考慮しない施術には注意が必要です。
そのため、口元へのボトックス注射は、解剖学的知識と経験を持つ医師のもとで、状態に合わせた量や注入方法を慎重に調整しながら行うことが重要となります。
咀嚼力の低下・噛みにくさ
エラボトックスによって咬筋の収縮が抑えられ、噛む際に使われる筋力が一時的に弱まるために起こります。特にもともと咬筋が発達している方や比較的しっかりとした量を注入した場合には、硬い食べ物が噛みにくい、食事に時間がかかるといった違和感を自覚することがあります。
多くの場合、この噛みにくさは一時的なもので、数週間から1〜2ヶ月ほどかけて徐々に慣れていく、もしくは改善していきます。日常生活に大きな支障をきたすことはまれで、ボトックスの効果が弱まるにつれて咬筋の働きも回復します。
噛みにくさのリスクを最小限にするためには、咬筋の発達度や左右差を評価したうえで、注入量を調整することが重要です。初回は少量から様子を見て調整することで、見た目の変化と機能面のバランスを取りやすくなります。
ボツリヌストキシンの安全性について
ボトックス注射に使用されるボツリヌストキシン製剤は、人体に影響のない濃度に調整され、適切な量と方法で使用すれば安全性の高い製剤とされています。一方で、体調や既往歴などによっては、ボトックス注射を受けられない場合もあります。
そのため、安全に治療を行うためには、施術前に正確な情報を共有することが重要です。
ボトックス注射の禁忌(できない人)
ボトックス注射は多くの方に行われている治療ですが、すべての方が受けられるわけではありません。体調や既往歴によっては、施術を控える必要がある場合もあります。
ここでは、ボトックス注射の禁忌(受けられない方)についてご紹介します。
妊娠中・授乳中の方
妊娠中・授乳中のボトックス注射は、安全性に関する科学的根拠が不足しており、胎児や乳児への影響が懸念されるため、一般的に推奨されていません(禁忌事項)。
万が一、妊娠の可能性がある場合は、治療後2回の月経を確認するまで避妊が必要で、男性も治療後3ヶ月は避妊が推奨されます。
安全性は確認されていないため、授乳中の場合は授乳を中断するか、完全に授乳が終了してから検討するのが安全です。
神経筋接合部疾患をお持ちの方
重症筋無力症、ランバート・イートン症候群、筋萎縮性側索硬化症等の神経筋接合部疾患は、もともと神経から筋肉への命令がうまく伝わらない(アセチルコリンの不足や受容体の機能低下)状態です。
ボトックスは神経から筋肉への命令伝達をブロックして筋肉を弛緩させる薬であるため、全身的な筋力低下がある疾患の患者に使用すると、病態を著しく悪化させる可能性があるため禁忌となっています。
ボツリヌストキシン製剤に対するアレルギーがある方
ボツリヌストキシン製剤は長年にわたり使用実績のある薬剤ですが、まれにアレルギー反応を起こす可能性があります。アレルギーはボツリヌストキシンそのもの、もしくは製剤に含まれる添加物(安定剤など)に対して起こると考えられています。
症状としては、注入部位の強い腫れ・赤み・かゆみのほか、まれに蕁麻疹、息苦しさ、全身のかゆみなどが報告されています。多くの場合は軽度で一時的ですが、過去にボツリヌストキシン製剤でアレルギー反応を起こしたことがある方は、再投与が禁忌となります。
ボトックス注射の併用禁忌
ボトックス注射は適切に行えば安全性の高い治療ですが、併用しているお薬や受けている治療内容によっては注意が必要な場合があります。
特定の薬剤や治療と併用することで作用が強く出たり、副作用のリスクが高まることがあります。
ボトックス注射がおすすめでない人
ボトックス注射は多くの方に行われている治療ですが、服用中のお薬や受けている治療内容、注射部位の状態によっては施術を控える、または慎重な判断が必要となる場合があります。
ここでは、ボトックス注射がおすすめできない、もしくは注意が必要なケースについてご説明します。
筋弛緩剤や筋弛緩作用のある薬剤を使用している場合
筋弛緩剤(ダントロレン等)を内服中の方は筋弛緩作用が増強し、嚥下障害(飲み込みにくい)や筋力低下などの過剰な効果が出る恐れがあり、注意が必要です。
また、アミノグリコシド系抗生物質(ゲンタマイシン等)やテトラサイクリン系抗生物質(ミノマイシン等)、リンコマイシン系抗生物質(クリンダマイシン、ダラシン等)、ベンゾジアゼピン系薬剤(ジアゼパム、エチゾラム)は筋弛緩作用を有する薬剤であり、ボトックスとの相互作用により筋弛緩作用が増強する可能性があります。
そのため、これらの薬剤を使用中の方は、施術前に必ず医師へお申し出ください。
他院を含め、短期間に複数回ボツリヌストキシン製剤の注入を受けている場合
ボツリヌストキシン製剤を短期間に繰り返し注入すると、体内で抗体が形成されるリスクが高まるとされています。
抗体ができるとボトックスの効果が弱くなったり、効きにくくなる可能性があります。そのため、他院での施術歴も含め、直近の注入歴や注入間隔を把握したうえで施術を行うことが重要となります。
注入予定部位に炎症や感染、皮膚疾患がある場合
ボトックス注射は、肌に針を刺して行う施術であるため、注入予定の部位に炎症や感染がある場合、その部位への注射は感染リスクが高くなります。
肌トラブルを防ぐためにも、皮膚の状態を確認したうえで、状態が落ち着いてから施術を行うようにしましょう。
また、当院では針跡からの感染リスクを最小限に抑えるため、施術後6時間はお肌を濡らさないようお願いしております。
【まとめ】ボトックス注射の副作用やデメリットは?できない人(禁忌)やおすすめしない人も解説
ボトックス注射は、今では身近な美容医療のひとつとなっていますが、リスクや副作用を正しく理解せずに行うと、思わぬ不具合が生じる可能性があります。
当院では、安心・安全な医療の提供と患者様一人ひとりの状態を細やかに確認したうえで、リスクを最小限に抑えたご提案と、痛みに配慮した治療を行っております。
また、当院には十分な経験を積んだ医師のみが在籍しております。知識と技術、そしてセンスをかけ合わせ、あなたらしい魅力を引き出すデザインをいたします。
「綺麗にはなりたい、でも、同じくらい安心も欠かせない」そんな想いを大切にされる方は、ぜひイーメディカルクリニック麻布へご相談ください。







