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頭皮や髪のよくある3つの質問に答えます!
こんにちは。イークリニック麻布の高橋栄里です。
今回は薄毛でお悩みの皆様からよくいただく頭皮と毛髪についてのご相談の中から、特に多いものをいくつか取り上げてお答えしていきたいと思います。
今まで正しいと思っていた抜け毛・薄毛対策が、実は間違っているかもしれません…?
育毛剤で髪は増やせるの?
これは非常によくいただくご質問です。しかし、薄毛についての知識を多少でもお持ちの方ならご存知の通り、育毛剤とひとことで言ってもその種類は様々で、ひとくくりにすることはできないため、YESかNOかでお答えすることができません。
その育毛剤に含まれている成分により期待できる効果も大きく変わってきますし、中にはまったく医学的な根拠がないものもありますね。
「〇〇から抽出された成分が髪に良い」とか「〇〇由来の成分が育毛を促進する」などなど、その商品の謳い文句はさまざまで、含まれる成分により細く分類すると、その数は数え切れないほど沢山あるのです。しかし、ここで事実を申し上げますと、
「2015年11月現在、外用による発毛効果で、日本皮膚科学会により最高ランクであるAランクに位置づけられているのはただ一つ、ミノキシジルのみ」となっております。
詳しい方なら一度は耳にしたことがある名前ではないでしょうか。ミノキシジルの発毛効果について少し解説をいたしますと、まず、ミノキシジルには血管を拡張させ、血流を増加させる働きがあります。
毛髪は血流から多くの栄養を取り込んで成長するため、血流量が増加すると髪の毛も成長していくのです。また近年の研究で、毛乳頭細胞から毛髪成長因子を放出させ、毛を太くしっかりと成長させる働きを促してくれる役割もあることもわかってきております。
ミノキシジルが含まれている育毛剤は濃度が低いものに関しては薬局でも購入することが可能です。その際にご注意いただきたい点として、どんなお薬にも言えることですが、使用する際には適切な方法で使用することによってはじめてその効果が十分に発揮されます。
使用方法に不安がある場合はまずは病院やクリニックで処方を受け、使用方法についても一緒にアドバイスを受けるのが良いでしょう。育毛剤での発毛効果を望むなら、「ミノキシジル」が含まれたものを選ぶのがポイントです。
しかし、症状が進んでしまっているAGAを育毛剤だけで改善できるかとなると、個人差はありますが効果が十分とは言い切れません。ご自身の症状を正確に知ること、それに合った治療法を行うこと、がお悩みの解決への近道となります。
また、発毛効果ではなく、
髪のツヤを出す
ハリコシを出す
キレイな髪を保つ
などを目的とした場合には、それぞれ適した成分は異なってきますし、育毛剤以外の治療法がより効果的な場合もあることも述べておきます。
シャンプーで髪は増やせるの?
髪のケアといえばまずシャンプーから、という方は多いですよね。最近は、いかにも「薄毛に効果があるよ!」といった作りのCMがTVなどでも盛んに放送されていますので、シャンプーに発毛効果があるような錯覚をしてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
が、残念ながらシャンプーでは発毛はできません。その手のCMをよーくご覧になっていただければわかると思いますが、ひとことも「髪が生える」とは言っていないんですね。
うまいこと作っているなあと感じてしまいます。しかし発毛とは別に、髪の健康、頭皮の健康を考えた場合はどのようなシャンプーが良いのでしょうか?
ノンシリコンシャンプー、アミノ酸系シャンプー、石鹸シャンプー、はたまたシャンプーを使わず素洗い?せっかくなのでこれらについてのお話したいと思います。
ノンシリコンシャンプー
まず、近頃よく見かけるようになったノンシリコンシャンプー。ノンシリコンシャンプーとは、その名の通りシリコンが入っていないシャンプーのことです。
ノンシリコンシャンプーとわざわざそれを強調するぐらいですから、逆に言えばほとんどのシャンプーにはシリコンが入っているという事になりますね。このシリコンとは、化学反応によって作られる完全人工物のことです。
ヘアケア用品には広く使われており、キューティクルに付着することで毛髪をコーティングし、指通りを良く、ツヤを出すことができます。しかし、あくまでもコーティングするだけであって毛髪を補修したりケアすることはできません。指通りがサラサラになることで補修されていると勘違いしてしまわないように気をつけましょう。
シリコン自体が体に悪いものではありませんが、すすぎ残しなどにより頭皮に付着したままになると、フケや痒みなど頭皮トラブルのもととなるので要注意です。それに対する、ノンシリコンシャンプーの特徴、メリットとデメリットは以下の通りになります。
メリットその1 ふんわりしたスタイルがつくりやすい
シリコンはある程度の重さがあるので、コーティングされた毛髪は重みでぺたっとなりやすい傾向があります。特に髪の毛のボリュームが少ない方はぺしゃんこになりやすいです。その点、ノンシリコンシャンプーは髪の毛に軽さが出るのでふんわりとしたスタイルがつくりやすくなります。
メリットその2カラーリング、パーマのもちが良くなる
シリコンで毛髪をコーティングしていない分、カラーリングやパーマの薬剤が毛髪に良く浸透します。シリコンでコーティングした毛髪は重くなりパーマがだれやすくなる原因にもなると言われています。
メリットその3 頭皮トラブルを防ぐ
先に述べたように、シャンプーのすすぎ残しによりシリコンが頭皮に付着したままにすると、フケや痒みの原因のなります。ノンシリコンシャンプーはその心配はないので安心だと言えます。
デメリットその1 ドライヤーやヘアアイロンに注意が必要
シリコンは毛髪をコーティングして指通りを良くするだけではなく、ドライヤーやヘアアイロンの熱から髪を守ってくれるという働きがあります。シリコンでコーティングされていない髪は熱のダメージを直接受けることになるので十分注意が必要です。
デメリットその2 手触りが悪くなる
ノンシリコンシャンプーはコーティングするものが入っていない分、手触りがごわついたりきしんだりするという方が多いようです。
これらのデメリットを解消するには、ノンシリコンシャンプーで洗ったあとに、補修効果のあるトリートメント剤を使用することです。メリット、デメリットをしっかりと理解した上で自分の髪質に合ったものを使用しましょう。
アミノ酸系シャンプー
続いては、アミノ酸系シャンプーについて。こちらも近年良く耳にするようになりましたね。アミノ酸系シャンプーとは主成分がアミノ酸系洗浄剤のものを差して呼びます。
メリットとしては、お肌と同じ弱酸性のため、低刺激で優しく洗うことができます。頭皮の乾燥が気になるという方でもうるおいを残し洗浄してくれるので、特に敏感肌の方、頭皮トラブルにお悩みの方はアミノ酸系シャンプーを使用するのがオススメです。
デメリットは強い洗浄成分が入っていないこと。はじめて使う方は泡立ちが悪いと感じるかもしれませんので無理にゴシゴシ洗ってしまわないように注意しましょう。
石鹸シャンプー
石鹸シャンプーとは、合成界面活性剤が含まれていないシャンプーです。界面活性剤が含まれていないわけではありませんが、それは合成シャンプーに含まれている合成界面活性剤とは大きく異なるものです。
天然植物から作られた主成分でできており、環境にも優しいので安心して使用することができるというのが売りとされていますね。しかし使用方法にややコツがいるのではじめて使う方は少し戸惑ってしまうかもしれません。
敏感肌の方でも使えるのですが、洗浄力が弱いわけではありません。皮脂を落とす力はやや強いともいえるので、どちらかというと頭皮のベタつきが気になる方、皮脂分泌が多いという方にオススメです。
逆に、乾燥肌の方やアトピー肌の方など皮脂分泌が少ない方には向かないのでご注意下さい。また、重要なポイントとして石鹸成分はアルカリ性です。
石鹸シャンプーを良くすすいだあとはごわつきやすいので、専用のリンスで中和しましょう。中和することで指通りも良くなります。
素洗い・湯シャン
最後に、シャンプーを使用しない素洗い(湯シャンなどと呼ばれているようです)についてです。有名な芸能人の方などが実践していると言われ、インターネット上でも素洗いを奨励しているようなサイトもあるそうなので実践している方もいらっしゃるかもしれませんが、これについては私はおすすめはいたしません。
シャンプーは頭皮の汚れや皮脂を落とすために使用します。皮脂の分泌が極端に少ない方(例えばお年を召した女性の方など)を除き、特に若い男性の方などはシャンプーを使用しないとお湯だけでは皮脂やスタイリング剤などは落とせません。
皮脂を取り過ぎると良くないのでお湯だけシャンプーをしているという内容の情報も見受けられますが、確かに取り過ぎは良くないのは正解です。しかし過剰な皮脂や汚れはしっかりと洗い流す必要があり、お湯だけではそれを落としきれない可能性が高いのです。
健康な頭皮環境の事を考えるなら、流れている情報をただ鵜呑みにするのではなく、「その方自身の生活習慣と体質に合った洗髪」を心がけるようにしましょう。
食の改善で薄毛は改善できるの?
こちらも皆さん非常に気になる点ではないでしょうか。食事は私たちが生きていくうえで欠かせないものですから、それを改善することで育毛ができるならそれに越したことはありませんよね。
育毛に関わらず、〇〇の症状には△△を食べると良い、といった情報は耳にしない日はないと言っていいほどです。以前のブログでもお伝えした通り、髪の毛は血液から栄養をもらい成長していきます。
それにはまず体が健康であることが大切ですから、そういった意味で栄養バランスのとれた食事を心がけることは非常に大切です。しかし、こと発毛となりますと、結論から申し上げまして何か特定のものを食べることで薄毛が改善され髪の毛がフサフサに生えてくるということはまずありません。
ある特定のものを食べたことで急に髪の毛が生えてきたという噂話や都市伝説の類の話を耳にすることもありますが、季節的なものやホルモンのバランスなど、様々なことが影響し合った結果としてそのようなことがあったとしても、万人に当てはまる絶対的な方法ではありません。
逆に、薄毛を含めて何らかの病気やコンプレックスでお悩みをお持ちの方がそういった情報を入手した場合、過剰にそればかり食べるようになってしまうという傾向が見られます。こうなると栄養バランスの偏りから健康に影響が出てしまい、逆効果になってしまうおそれが十分にありますので、注意していただきたい点です。
あくまでも必要な栄養をしっかり摂るようにバランスよく食事をすることが大切だということです。また、食事から栄養を摂取することに過剰に拘り過ぎるのもあまりおすすめはできません。ある栄養素を多く摂りたいがために結果として糖分や塩分まで余計に摂取することになってしまっている方もいらっしゃいます。
普段の食生活ではなかなか摂ることが難しいものに関しては、補助的にサプリメントを利用するというのも1つの方法です。
以上の前提を踏まえましたうえで、健康的な髪のために有効な栄養素をご紹介いたします。
亜鉛
亜鉛は毛髪に限らず人体にとって必要な栄養のひとつで、たんぱく質の合成や骨の発育などに欠かせないミネラルです。
亜鉛は、食品を加工する過程で失われることが多く、インスタント食品やファーストフードに頼った生活、無理なダイエット中などには不足しがちになると言われています。
食品で摂る場合には、牡蠣・うなぎ・牛肉・アーモンド・レバー等に多く含まれています。
ビタミンB群
ビタミンB群はあらゆる動物性、植物性の食事に含まれており、通常不足することはないと言われていますが、ストレスやアルコール、炭水化物や甘いものの過食、激しい運動などにより大量に消費させてしまうので、心当たりがある方は意識的にビタミンB群を摂取しましょう。
特に、ビタミンB2・B6は細胞の成長や生成を促進します。B2は皮脂の過剰分泌を抑制したり、細胞分裂を活性化し、B6はたんぱく質を髪に変える働きを促進します。
ビタミンB7(ビオチン)は、皮膚や髪の毛の健康維持に重要な成分。細胞組織の寿命を長く延ばす働きや、血液の流れ、新陳代謝をスムーズにしてくれます。つまり細胞を若々しく保ってくれる成分です。
ビタミンの多くは身体の中ではつくりだせないものです。そのため、食事でビタミンが不足するという方は、サプリメントで補うのが有効です。
・偏食である
・ダイエットをしている
・食事を抜くことが多い
・野菜が嫌い
・肌の乾燥が気になる
・肌荒れが気になる
・タバコを吸う
・シミやそばかすが気になる
・口内炎がよくできる
これらにあてはまるという方は、ビタミンが不足しているかもしれません。育毛ケアはほんとに効果のあるものを選びたいですよね。ご自分では効果に不安があったり、本当に正しいのか心配なこともありますよね。どうぞお気軽にご相談ください。