麻布十番の美容皮膚科
イーメディカルクリニック麻布

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皮脂で病気になるの?ならないの?

こんにちは。

もう夏が終わり、寒くなってきましたね。
今年の夏もとても暑かったので、汗に悩まされたことと思います。
前回は、髪の毛や汗の役割から、汗の影響、頭皮のベタつきや匂いについてお話しました。

まずは、皮脂のおさらいをいたしましょう。

皮脂

前回は、皮膚、毛髪を保護、保湿する役割と簡単にお話させていただきました。
本当にその通りで別に悪いものではありません。
皆さんもそうだとは思いますが、脂というだけで聞こえは悪いですよね。
ベタベタする、テカってしまう等、いろんな意見があると思います。
それが、皮膚や毛髪の為になるのですが。。。

皮脂は、毛穴の中にある皮脂腺でできていて、皮膚の表面に直接繋がっている皮脂腺もあります。
頭皮に一番多く、次にオデコ、鼻です。
これは、なんとなく想像つきますよね。
脂取り紙を使うポイントではないでしょうか。
よく、甘いものを沢山食べると、ニキビができませんか?>
油の多いものもそうですよね。でも、わかってはいても食べてしまうことと思います。
そして、皮脂の分泌量を多くしてしまうのです。(笑)
何故なら、皮脂は血液の糖分と油分でできているのです。

ただ、何度も言っておりますが、悪いものではなく、髪や、お肌の潤いを逃がさないためにバリアをしてくれているのです。

例えば、シャンプーをした後に、リンスなどを使わないとキシキシになりますよね?
だから、皆さんシャンプーのあとにリンスやトリートメントをするんです。
何故か、脂とは全く違う、綺麗なものに感じてしまいますが、
役割は一緒ですよね。少し脂が可哀想になりますね。

頭皮に限らず、女性は特にお肌のお話をされていることと思います。
何度も言っておりますが、悪いものではないのです。
なにがいけないかと言うと、多くても、少なくてもダメなんですね。
なんでも、ほどほどが一番という事ですが、多い場合も、少ない場合も病気の可能性があります。
次は、皮脂からなる「頭皮の症状、病気」についてお話します。

皮脂欠乏症(乾皮症)

文字通り、皮脂が減って皮膚が乾燥した状態です。ないものねだりに、なってしまいますが、年頃のお若い方達とは違った悩みを持っている方もいらっしゃるのです。

老人になるにつれ、皮脂が減少しやすくなるため、皮膚は乾燥気味になり、カサカサになったりひび割れを起こし痒くなったりします。これを老人性乾皮症と言います。

すると、次はどうなるでしょう。
皮膚のバリア機能が落ちて、皮膚にトラブルが引き起こされ、痒くなったり(皮膚搔痒症)、湿疹ができたりします(皮脂欠乏性湿疹)。

特にひざ下に出やすく、秋~冬にかけての、いわゆる乾燥しやすい季節には特に悪化しますが、乾燥が落ち着く夏には自然に治ってしまうこともあります。

ただ、悪化してしまうと、湿疹が硬くなって貨幣状湿疹になったり、湿疹が広がり自家感作性皮膚炎にまで発展することもあります。場合によっては、目の覚めてしまうほどの痛痒さを感じることもあるほどです。

老人でなくても、アトピー性皮膚炎やもともと肌が弱い人、あるいは肌のコンディションが調子悪い時に、外の空気や、室内の空気など、乾燥していると起こることも少なくありません。

気を付けなければいけないことは、保湿を心がけ皮膚が乾燥しないようにすること、男性の方に多いのが、体を強くゴシゴシ洗うのもいけません。
女性の方は、クリームなどを塗り、スキンケアをされている方も多いと思いますが、男性の方は少ないですよね。病気になってしまう前にそういったケアも心がけるようにすると良いでしょう。

脂性肌

それでは、次は皮脂の分泌量が多い場合のお話をします。
先程も言いましたが、年齢と共に皮脂の分泌量は減少しますが、子供の頃は、成長につれて皮脂腺が発達します。
また、男性は女性に比べて皮脂腺が多く、男性ホルモンの影響で皮脂が多く分泌されます。
皮脂の分泌が多いことは健康の表れでもありますが、皮膚が多く分泌されると、皮膚病を引き起こす可能性があります。

脂性肌は、少し病気とは違いますが、特に女性が一番なりたくないことと思います。
まず、毛穴が詰まりやすくなってしまい、次第に黒ずんできます。
そうなってしまうと毛穴が目立ってしまうので、化粧で隠したいところですが、なんせ、脂が多いわけですから、化粧のりが悪くなってしまいます。

また、悪化してしまうと脂漏性湿疹になることもあります。

脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)

脂漏性皮膚炎は、皮脂腺が活発で皮脂が過剰に分泌されている部位に起こりやすく、頭や顔、背中や胸の正中部、ワキ、股などに赤い湿疹やフケが出たりします。

皮脂の分泌量が多い男性に起こりやすい皮膚トラブルですが、女性でもホルモンのバランスの乱れで起こることもあります。

原因は、マラセチアという真菌(カビ)によるもので、マラセチアは普段から人の皮膚に存在していますが、皮脂が過剰に分泌されると増殖し、皮疹を引き起こすのです。

この対策として間違ったケアをしている方が多いのですが、皮脂をシッカリと洗い流るのが良いと勘違いをしていて、洗いすぎている方がいます。

これは逆効果です。

すすぎ不足がないよう洗い流すのは大切ですが、洗いすぎると皮膚は乾燥し、そうすると皮脂の分泌が増えますので、悪化しやすくなります。

そのため、ボディソープを大量に使ってごしごし洗ったりするのは避けて、石鹸でやさしく洗い流す程度にして、洗いすぎには注意しましょう。

また、ビタミンB不足でも悪化することがあるので、ビタミンB群を摂るよう心がけましょう。
できることはやってみることが大切ですが、状態によっては、ステロイド剤や抗真菌剤の外用が必要です。

良くならない場合には必ず医師に相談しましょう。

ストレスから皮脂の増加

普段の生活の中で、嫌なことがあったりすることも、生きていると避けられないことだと思います。
そういったストレスが、皮脂に関係しています。
ストレスを抱えるとホルモンバランスが崩れ、皮脂を過剰に分泌します。

こういった場合ですと、改善も難しいので、日々の生活環境を見直さなければいけないのかもしれません。

まとめ

今回は、皮脂についてお話しましたが、本当に悪いものではなく、多くても良くなく、少なくてもダメなのです。
対策としましては、お話した通り、食生活や生活環境といったところにもあります。
自分で見直せる部分でもありますが、難しいことです。

病気にならないためには、皮膚を清潔に保ち、間違ったケアをしないことが大切です。どうぞ正しい知識をつけて、正しいケアをされてくださいね!

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