女性の発毛治療について

近年、発毛の治療が大きく進歩したことや、
ヘアスタイリングが印象を大きく左右することなどヘアに対する重要性が高まり、女性の発毛診療外来の受診が増えています。

髪のコシの低下、髪のボリュームのダウンといったことは加齢による髪質の変化が大きいといえますが、頭皮環境を整えることで改善できるお悩みも多くあります。

健康な頭皮状態とは、通常1つの毛穴から2、3本の毛が生えています。1つの毛穴から髪の毛が1本しか生えていない状態の割合が多いほど、脱毛症が進んでいる傾向にあると言えます。

健康な頭皮には、毛根に栄養が血流を通して充分に行き渡り、太くてハリのある髪が生えています。
ところが、血流が滞り毛根に充分に栄養が届かなくなると、細くてハリの無い毛となり、しかも一つの毛穴から1本だけという状態が多くみられます。
その原因は老化現象、貧血、無理なダイエット、毛細血管を収縮させてしまう喫煙やストレスなどが考えられます。

まずはご自身で行えるケアとして、生活習慣の見直しが大切です。
体の健康を考えることが髪の健康にも繋がります。
また、栄養バランスの良い食事、良質な睡眠、適度な運動を心がけ、心と体の若々しさを保つ努力は髪の発育に繋がっていきます。
生活習慣の改善をしても変化がない場合にはクリニックを受診してください。

女性に一番多い脱毛症が、びまん性脱毛症です。
脱毛症の約40%がびまん性脱毛症と考えられており、特に更年期のころから目立ち始める女性が多く、間引いたように髪の毛が薄くなるのが特徴です。

加齢やダイエット、ストレスなど、原因は様々ですが、特に更年期はホルモンバランスの変化によって毛周期を乱す可能性があります。

髪は本来、3年から6年ほどかけ、生え変わります。
髪が抜けても次の髪が準備されることによって自然と生え変わる毛周期がありますが、それがホルモンバランスの変化などで、髪が成長しきらないうちに抜け落ちてしまったり、次の毛がなかなか生えてこないなど、毛周期が乱れると、細い毛の割合が増え、やがて薄毛が目立ってくるようになります。

ここ数年、脱毛症の治療は新薬の開発などにより、大きく進歩しています。
もちろん個人差や症例にもよりますが、治療をおこなったおよそ8割の人に何らかの改善がみられるといいます。
当院でも発毛診療外来を設けておりますので、お悩みの方は是非ご相談くださいませ。

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