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荻野昌弘先生と会食!
東邦大学大森病院形成外科教授からお声掛けいただき、
医局の若手ドクターたちとの会食へ。
40代にして同世代からでた初の教授ということで、20代の頃からの友人として彼の活躍ぶりは実に嬉しい。
そして、若手ドクターと話しているうちに
過去を振り返る機会もあり、
ここに少し綴ろうと思います。
私は研修医時代(今と違って大学病院では
1年目から医局に属する制度があった)、
東邦大学大森病院形成外科に入局し、
先天性奇形や熱傷、顔面の骨折、瘢痕形成術、
再建手術など、形成外科医として多くの手術に携わってきました。
ところが、研修医も終わろうとしていた頃、
自身の病の手術をきっかけに
思い描いていた未来地図が一変。
自身がオペをされる側となり、
精密検査の結果が出るまでの入院中は、
もしかしたら死ぬかもしれない、
産めない身体になるかもしれない、
そんな不安まで味わい、私の人生観が変わりました。
身体を壊して自分が手術を受け
生死を彷徨う経験を20代でしましたが、
自分が患者になったことで家族・患者側の気持ちもわかり、
診療に深みが加わるきっかけにもなりました。
『形成外科で解剖や形を学び、
さらに皮膚を臓器として診れるようになりたい』
『皮膚疾患も学び、皮膚を健康的な状態に治したい』
と思うようになっていた私は、これをきっかけに
両科の経験を得るというマイノリティの選択を
思い切ってしました。
そうして、3年目から皮膚科へ転科。
その後は皮膚科医として約20年研磨を積んできました。
当時の両医局の上司の方々、
同期には大変お世話になりましたが、
こうしていまだに関係を構築できていることは
私にとって大きな糧となり財産となっています。
皮膚科に転科した後も、形成外科の先輩、
同期、後輩と交流が繋がっているのは
本当にありがたく、幸せなことだと思います。
私の医師としてのベースは、
最初の2年間が大きく影響しています。
ザ外科の厳しい環境でしたが成長もでき、
毎日朝から晩まで(ときに明け方まで)
大学病院の形成外科で学べたことは
解剖学はもちろん皮膚外科や皮膚科、
美容分野に生かされ、今の私があります。
荻野先生が教授となった今、
その人柄でフレンドリーな医局へと様変わりし
若手のドクターが生き生きと和気藹々としている
光景を目の当たりにし、これからの時代に
必要なものも感じずにはいられませんでした。
これからの若手ドクターの成長が楽しみですね(^^)
そんなこんなで振り返りながら、まとめです。笑
手術という治療法はもちろん素晴らしい。
(なんなら好きです)
それでも現実として、手術まではしたくない
という患者様も多くいらっしゃいます。
私の専門は、皮膚を臓器として捉えて
自己治癒力を引き出す、皮膚再生させる、
これまでの経験を生かして切らない範囲で
『形を整え、皮膚を診る』皮膚科以上形成外科未満(施術です)の
領域を極めていきたいと思っています。
当院で提供する一部美容外科治療も、
あくまで美容皮膚科の延長線上におけるもののみ、
そして私が執刀をお願いしたいと思う
優秀な医師を厳選しています。
(それ以上の大きな手術は、
手術を極めている他のドクターをご紹介いたします)
美容医療の捉え方は様々ですが、
訪れて来てくださる方をサポートし、
少しでも笑顔になれるお手伝いをさせていただく点で
大学病院も美容医療も同じだと感じています。
若手ドクターの育成のお声掛けもいただき、
個人クリニックである私にできることは
限られてしまいますが、少しでもこれからの
医療貢献の力になれたら嬉しく思います。
今後、美容医療の分野においても
若手ドクターたちにこれまでの経験を
伝えていけたらと思っています。