ピコレーザー (エンライトンSR)

Features 特徴

ピコ秒とナノ秒レーザーとの違い

ピコレーザー（エンライトンSR）は、従来のシミ治療で用いられているナノ秒レーザー（Qスイッチレーザー）よりも、1/1000の速さのピコ秒（1兆分の1秒）という非常に短い時間でレーザーを照射できる新たなレーザー機器です。
従来のナノレーザーは熱エネルギーによりメラニン色素を破壊するのに対し、ピコレーザーはメラニン色素を衝撃波で細かく粉砕し、短い照射時間（ピコ秒）で強いエネルギーを出すことができるためため、メラニンが排出されるまでの時間が短くなっています。
さらに、ピコレーザーは色素以外の周囲の組織に与える熱による影響が少なく、肌ダメージを最小限に抑えることができます。それにより、痛みやレーザー照射後に起こる炎症後色素沈着のリスクも低減します。

ピコレーザーの期待できる効果

• シミ・そばかす・肝斑の改善
• くすみ・色素沈着の改善
• ハリ・弾力アップ
• キメの乱れによる毛穴目立ちの改善
• 肌質改善

ピコレーザー（エンライトンSR）の照射モード

ピコスポット

ピコスポットとは、しみやあざなど、気になる部分にレーザーをピンポイントで照射する治療です。
従来のQスイッチレーザーと同じように強めの出力でメラニンを破壊しますが、ピコ秒レーザーは「衝撃波」による破壊作用が主体であるため、周囲の皮膚へのダメージ（熱損傷）が少ないのが特徴です。
さらに、ピコ秒レーザーには「マルチパス照射法」という新しい方法があります。あえて、低出力で重ねて照射させる方法のため、しみの濃さや厚さに応じて調整することが可能です。そのため、従来の照射方法に比べて炎症後色素沈着（PIH）のリスクも軽減されます。
ピコスポットは、ピンポイントで濃いしみをしっかり治療したい方におすすめの施術です。

ピコトーニング

エンライトンSRでは、1064nmの波長を低出力で顔全体に照射します。低出力での照射により、皮膚に余分なダメージを与えることなく色素を破壊することができ、他の高出力レーザー（ピコスポットやIPL）では悪化する可能性のあった肝斑の治療が可能である点が大きな特徴です。
エンライトンSRの「SR」は Skin Revitalization（肌の活性化・再活性化） を意味し、その名の通り肌全体を健康的に整える効果があります。この照射はメラニンを選択的に破壊してトーンアップをもたらすとともに、衝撃波による真皮上層の刺激を通じて創傷治癒作用が働き、リジュビネーション効果も期待できます。
顔全体に照射することで、シミ・肝斑・くすみ・小じわ・毛穴・ニキビ跡などを複合的に治療することが可能です。さらに、照射後にかさぶたができないため、ダウンタイムがほとんどなく、日常生活に支障なく受けていただけるのも大きなメリットです。

ピコフラクショナル

ピコフラクショナルレーザーはピコレーザーに特殊なレンズをつけることで、肌の深部まで点状の高密度なレーザーを照射します。肌の深部にレーザーを照射することでコラーゲン・エラスチンを増やし、皮膚の活性化を促します。その結果、皮膚の若返り、小ジワの治療、ニキビ跡（クレーター）、毛穴の開きの改善を助けます。もちろん、ピコフラクショナルレーザーはシミやくすみにも高い効果が期待できます。
当院では、ダウンタイムはピコフラクショナルと比較すると長いですが、より凹凸のあるニキビ跡や深いしわ、たるみ毛穴の改善、ニキビ跡や毛穴改善の効果が高いCO2フラクショナルレーザーを取り扱っております。

従来よりも結果が出やすいレーザー治療

ピコトーニングなら、従来のレーザーでは破壊できなかった小さい粒子でも粉砕する事が可能です。熱ではなく衝撃波でメラニンを瞬時に砕き、これまで取りきれなかったシミを消し去ります。従来の半分の回数で効果を実感される方が多いため、早く結果を出したい方には大変喜ばれております。

痛みや肌へのダメージを最小限に抑えることができるのも、ピコレーザ−の特徴です。 さらにピコレーザーには真皮のコラーゲンやエラスチンの生成を促進する効果があるため、シミ治療だけではなく高いリジュビネーション効果も期待できます。一度で総合的な肌の若返りをご実感いただけます。

おすすめ治療間隔

2〜4週毎の治療間隔がおすすめです。5回程度実施していただくと効果を実感しやすいです。

術後のお化粧やダウンタイムについて

治療後すぐにお化粧をすることが可能です。ダウンタイムは若干の赤みが出る方がいらっしゃいますが、数時間程度で落ち着くため気になる方は非常に少ないです。赤みもお化粧で隠れる程度の方が多いです。

通常のレーザー治療よりもダウンタイムが出にくいのがピコレーザーの特徴です。