麻布十番の美容皮膚科
イーメディカルクリニック麻布

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ハイフ(HIFU)で火傷になる原因と副反応やリスクを回避するポイントを紹介

ハイフ(HIFU)で火傷になる原因と副反応やリスクを回避するポイントを紹介

たるみ治療として、ダウンタイムが少なく手軽に行えるため人気なハイフの施術ですが、稀に火傷(やけど)などの副反応が起きてしまうリスクがあります。

このコラムでは、ハイフで火傷になる原因と副反応、リスクを回避するポイントを解説していきます。

ハイフのメカニズム

ハイフとは、High Intensity Focused Ultrasound(高密度焦点式超音波療法)の略称で、超音波エネルギーを皮膚内部の深層部であるSMAS筋膜まで与え、熱凝固させることでリフトアップ効果が期待できる治療です。

SMAS筋膜は皮下組織と表情筋の間に位置し、肌の土台と言われている部分です。ハイフ照射による熱作用で収縮し、緩んだ筋膜が縮むことで土台から引き上げる効果があり、SMAS筋膜はハイフでしかアプローチすることができません。他にも、脂肪層や真皮層まで狙った部分に熱を与えることができるため、脂肪を破壊してボリュームを減らしたり、コラーゲン生成が活性化され、お肌のタイトニングや毛穴の引き締まり、小じわ改善などの効果を実感することができます。

層を狙って照射することができるため、肌表面や周りの組織を傷つけることなく、比較的ダウンタイムが少ないのが特徴です。

ハイフで火傷リスクが上がってしまう要因

ダウンタイムが少ない特徴のあるハイフの施術ですが、適切な施術を行わないと火傷をしてしまうリスクがあります。ここでは、ハイフで火傷をしてしまう要因を解説していきます。

出力が高すぎる

正しい出力であれば、SMAS筋膜や脂肪層に効果的にアプローチすることができますが、出力が高すぎると照射した熱エネルギーの一部が表皮まで跳ね返り、火傷してしまうリスクがあります。一方で、出力を下げると十分な効果が得られないことがあるため、適切な設定が重要となります。

ハイフは肌内部に熱が加わるため、肌の表面ではどの程度の熱が加わっているかを判断しにくい施術であり、適切な出力で行うためには知識と経験が必要です。

当院では、経験のある看護師でもしっかりとした教育体制の中で、テストに合格した者が施術を行っています。1人1人のお顔立ちを医師とともにアセスメントをした上で施術を行うため、安心して施術を受けていただくことができます。

照射面が浮いている

ハイフは、適切な部位とその部位に応じた角度を守って照射する必要があります。

照射面が浮いてしまうと、想定外の箇所に熱が加わってしまい火傷が起こるリスクが高くなります。特に骨に近い部分は浮きやすい部分であるため、骨に沿ってしっかりと密着させて照射する必要があります。

さらに、照射面が浮いてしまうと狙った部分に熱を与えることができず、火傷だけでなく、効果にもムラができてしまう可能性があります。

治療間隔が短い

ハイフは肌表面で火傷の症状がなくても、肌の内部へ高い熱エネルギーを与える治療であるため、肌内部はダメージを受けた状態になります。このダメージを回復させるために、コラーゲン生成が活発になることがハイフ治療のリフトアップ効果となるのですが、十分にダメージが回復していない状態で再度高い熱エネルギーを与えてしまうとダメージが蓄積され、火傷のリスクが高くなります。

ドットハイフは、より高い熱エネルギーをピンポイントで与えるため、 最低でも3〜6ヶ月は期間を空けて施術を行うようにしましょう。

リニアハイフであれば、そこまで温度を上げることができないため、2週間に1回で3〜5回の治療が可能です。

ハイフで起きてしまう可能性のある火傷の症状

ハイフで火傷をしてしまった場合には、施術後に赤みやひりつき、膨隆疹等といった症状が出ることが多いです。

水ぶくれなどの症状がある場合には火傷の可能性が高いため、すぐにクリニックに相談するようにしましょう。放置すると色素沈着などの跡になってしまうことがあるため、早めの対応が必要です。

ハイフの施術中の痛みは我慢してはダメ?

ハイフは皮膚の深い層に高い熱エネルギーを与える施術であるため、肌の奥に響くような痛みを伴うことがあります。また、火傷は肌の表面で起こる症状であるため、表面に強い痛みや、熱さを感じた場合は注意が必要です。

施術中に痛みを感じた場合には、我慢せずに施術者に相談するようにしましょう。

火傷以外のリスクや副反応

ハイフは、基本的にはダウンタイムの少ない施術ではありますが、肌の深層部へ高い熱エネルギーを与えるため、火傷以外のリスクや副反応が出る可能性があります。副反応が出るかどうかは、施術を受ける方の体質や施術部位にもよります。

ここでは、どのような症状が出る可能性があるかご紹介していきます。

赤み

ハイフは肌の深い層に高密度の熱エネルギーを照射するため、肌表面のダメージは少ないと言われていますが、人によっては赤みが出てしまう場合があります。

リニアモードでは、線状に熱が加わることで広範囲に熱エネルギーを与え、脂肪溶解、排出する効果が期待できます。脂肪を溶解させる温度で蓄熱し、熱ダメージを加えていくため、肌表面の火照った感覚や赤みを生じることがあります。

赤みが出た場合も、すぐに落ち着くことが多いですが、1週間以上長引く場合はクリニックに相談しましょう。

腫れ、浮腫み

熱エネルギーによってダメージを受けた肌内部の細胞が「熱変性」によって修復しようとコラーゲンを生成します。この熱変性が起こる過程で水分がたまりやすくなるため、浮腫みが生じる場合があります。

浮腫みや腫れは一時的な症状になりますが、代謝が上がり血流が良くなることで症状が長引く可能性があります。特に施術当日から翌日にかけては、長時間の入浴やサウナ、激しい運動、飲酒等は控えるようにしましょう。

痛み

ハイフは施術中にも痛みを感じやすいですが、施術後も筋肉痛のような痛みやヒリヒリとした痛みを感じる場合があります。

筋肉痛のような痛みは、SMAS筋膜という脂肪層と表情筋の間に位置する部分に熱エネルギーが加わるために生じる痛みになります。ほとんどの場合は2週間程で治まり、日常生活に支障はありません。

乾燥

ハイフは肌の内部に熱エネルギーを与える施術であるため、一時的に肌の水分量が少なくなり、乾燥しやすくなります。

肌が乾燥していると様々な肌トラブルにも繋がりやすくなるため、施術後は特に保湿ケアをしっかりと行うようにしましょう。また、日焼け止めや日傘などを使用し、紫外線対策をとることも大切です。

エステやサロンのハイフは危険

ハイフは、以前まではエステハイフとしてエステサロンでも取り扱われることがありましたが、火傷や顔面神経損傷などの施術事故が多発したことにより、最近ではその使用に関して消費者庁から注意喚起が入り、2024年6月7日には厚生労働省より法的にエステサロンでの利用が禁止されています。

ハイフは皮下組織に熱を与える治療であるため、様々なリスクを考慮した上でしっかりと効果が出るよう1人1人の肌状態や皮膚の構造を理解し、適切に出力調整して効果を出しつつ、安全な照射を行う必要があります。

解剖を理解した医師や看護師が施術者となる、美容クリニックなどの医療機関で医療ハイフの施術を受けるようにしましょう。

ハイフ施術でのリスクを最小限にするためのポイント

ここまでハイフによるリスクを解説してきましたが、ハイフは正しい施術を受ければ、たるみやシワの改善に効果的な施術です。ここでは、ハイフ施術でのリスクを最小限にするためのポイントをご紹介していきます。

適切な間隔で施術を受ける

たるみケアとして引き締まった状態をキープするためには、定期的にハイフの施術を受ける必要がありますが、その施術間隔には注意が必要です。

ハイフは、1ヶ月後がピークで効果が表れる施術になります。効果を感じる前に「効果がない」と言って次の施術を受けてしまうと、肌に大きな負担がかかり、副作用が起きやすくなります。

ハイフの施術の間隔は、個人差や機械によっても異なりますが、3〜6ヶ月間隔を空けて施術を受けることが推奨されています。

施術前後の注意事項を守る

ハイフの施術前後には、日焼けに注意が必要です。

施術前に日焼けをしていると、肌ダメージを通常よりも受けやすい状態になるため、火傷のリスクが高くなります。さらに、施術後は肌が乾燥しやすい状態になるため、紫外線のダメージを受けやすく、炎症が長引く可能性や色素沈着のリスクが高くなります。

施術前後には日焼け止めや日傘、帽子等で対策を行い、たっぷりと保湿をするようにしましょう。また、ハイフ後は血行が良くなることで赤みや腫れ等の症状を招く可能性があるため、長時間の入浴やサウナ、飲酒、激しい運動は症状が落ち着くまで控えるようにしましょう。

アフターフォローがしっかりしているクリニックを選ぶ

前述したようにエステサロンは医療機関ではないため、万が一、火傷になってしまった場合に正しい処置が行えません。

ハイフでは火傷や腫れ、痛みなどの症状が生じる可能性があります。美容クリニックなどの医療機関であれば、医師の診察や治療、薬剤などアフターフォローもしっかりとしており、安心して施術を受けることができるでしょう。

クリニック選びについても、カウンセリングの時点で施術の注意点やダウンタイム、副反応についての説明が徹底しているクリニックを選ぶのがおすすめです。

万が一、ハイフで火傷になってしまった場合は?

ハイフの施術後に異常な痛みや赤み、水膨れ等の火傷症状が疑われる場合は、すぐに施術を行ったクリニックに相談するようにしましょう。

火傷は放置すると色素沈着になり、茶色く色味が残ってしまう可能性があるため、早急に対処することが重要です。

【まとめ】ハイフ(HIFU)で火傷になる原因と副反応やリスクを回避するポイントを紹介

今回は、ハイフで火傷になる原因とリスクを回避するポイントをご紹介しました。

ハイフは比較的ダウンタイムが少ないと言われる施術ではありますが、火傷をはじめとした副反応が起きる可能性はゼロではありません。施術を受ける前に、起こり得る副反応やリスクをきちんと確認し、万が一起きた場合は早急な対応が必要であるため、症状を把握し、対応がしっかりしているクリニックを選ぶようにしましょう。

イーメディカルクリニック麻布では、解剖学を熟知した医師が、施術を受ける患者様の肌状態や悩みに応じてしっかりと診察をし、経験を積んだ施術者が施術を行います。

照射後のアフターフォローも丁寧に行っておりますので、初めてのハイフで心配な方にも安心して受けていただくことができます。ハイフに興味があるけどリスクが怖いという方も、お気軽にお問い合わせください。

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