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ハイフに潜む後遺症とは?未然に防ぐ方法も解説

目次
ハイフの仕組みと得られる効果
ハイフとは、High Intensity Focused Ultrasound の略称で「高密度焦点式超音波療法」のことで、皮下組織とSMAS筋膜に超音波を集中させることで熱ダメージを与えます。ダメージを受けた細胞が創傷治癒する過程でコラーゲンやエラスチンなどが産生され、リフトアップや引き締め効果が得られます。
ハイフの熱は主にSMAS筋膜にアプローチし、肌の土台を引き締めます。また、皮下組織にアプローチする際も狙った層への照射が可能なため、周辺組織のダメージが少ないこともハイフの特徴の一つです。
当院で使用しているウルトラセルZiは、真皮層、皮下組織、SMAS筋膜の3層にそれぞれアプローチができるだけでなく、ドットモードとハイフを線状に照射できるリニアモードの2種類の照射方法があり、お悩みに合わせてショット数の選択や照射部位に合わせて深さやパワーの調節をし、カスタマイズすることができます。
ドットモードとは、リフトアップ効果やSMAS筋膜の引き締め、コラーゲンの産生を促進する照射方法のことです。SMAS筋膜を瞬間的に65度前後まで加熱することで即時的なリフトアップ効果を実感していただけます。これは、タンパク質であるコラーゲンが一定以上の温度になると収縮するという性質があるためです。
リニアモードとは、治療部位のリフトアップやたるみの改善、二重顎の改善や小顔効果が期待できる照射方法です。リニアモードで皮下組織に約58度の熱を加えることで脂肪の溶解を促進しますので、口周りやフェイスライン、顎下のもたつきで悩まれている方におすすめの照射方法となっています。
ハイフの後遺症の症状
ハイフは、適切な医療機関において経験豊富な医療従事者が施術を行うことが、とても重要です。
しかし、どんなに注意をしても後遺症が残ってしまう可能性はゼロではありません。万が一のことを考えて、後遺症はどのような症状が出るのかなど認識しておくこともとても大切です。
では、具体的にハイフの後遺症にはどのような症状があるのか見ていきましょう。
火傷が起こる
人の肌が火傷を引き起こす最低温度は、意外にも45度と低めです。ハイフは65度前後の熱を肌に照射しますが、特に肌を引き締めたい、脂肪を無くしたい部分へは照射を重ねることもあるので火傷の可能性があります。
施術者は、施術中に適宜赤みなどが出ていないか確認しながら照射を行いますが、稀に赤みが施術中に出ていなくても火傷の症状を引き起こしている場合もあるので、強い痛みを感じた時はすぐに施術者に伝えるようにしましょう。
当院では、万が一の火傷が起こってしまった場合でも、すぐに医師の診察と塗り薬の処方が出来るように準備をしておりますのでご安心ください。
強い痛み・むくみ
ハイフの施術は多少の痛みを感じる方もいらっしゃいますが、多くの方が麻酔などは使用せずに施術を受けられています。しかし、我慢できないほどの痛みが生じたり、施術後にひどく顔がむくむなどの症状が出た時は、後遺症の可能性があります。
麻痺・動きや感覚が鈍くなる
ハイフとは「SMAS筋膜」「皮下脂肪」の層にアプローチすることで、小顔効果を狙う施術です。超音波が当たり筋肉や神経を損傷してしまうと、強いしびれや痛みを生じることがあります。また、神経を損傷してしまうと時間が経っても顔の動きが不自然になったり、表情が作りにくくなることがあります。
他にも顔を触った時に感覚がなかったり、ビリビリとしびれる感じがあるのも麻痺症状の一つです。少し待てば症状が改善することもあれば、改善するまでに数ヶ月かかることもあるため、症状が持続するときはすぐに医師へ相談してください。
ハイフで後遺症が起きる原因
一つ前でハイフの後遺症についてご説明しましたが、症状や原因を理解し、これらが起こってしまった時にすぐに対応ができるように備えておくことが大切です。
ハイフによって後遺症の症状が出現する原因は様々です。それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。
照射の焦点が皮膚内部に当たっていない
ハイフは機器から超音波を出し、皮膚の奥深くで熱を発生させることでSMAS筋膜を引き締めたり、脂肪溶解の作用が起こります。この超音波は皮膚の深いところで熱を発生させるので、表皮や真皮浅層にはダメージが及ばず、比較的に火傷のリスクが少ないです。
しかし、ハイフの照射面がしっかりと肌に密着しておらず、機器と肌に隙間がある場合、皮膚の奥で発生するはずの熱が表皮近くにたまり、火傷を起こす可能性があります。
筋肉や神経がある部分に照射してしまう
筋肉や脂肪のつき方には個人差があるため、ハイフの施術を行う医師、看護師は顔の筋肉や神経の構造をしっかりと理解し、それらを考慮しながら施術を行わなければなりません。
しかし、知識や経験が足りない施術者が担当した場合などで筋肉や神経に照射してしまい、痛みや麻痺症状といった症状が出るリスクが高まります。
ハイフで後遺症を未然に防ぐポイント
ハイフの後遺症は、起こる可能性が低いですがゼロではありません。しかし、施術前に注意することで後遺症を起こりにくくすることは可能です。
施術後の仕上がりや後遺症や副作用症状の度合いは、担当する施術者の技量によって変わってきます。患者様のお肌の状態や仕上がりイメージを共有し、施術を行ってくれるクリニックを選ぶと良いでしょう。
事前にクリニックのSNSに掲載されている症例を見ておくのもおすすめです。
後遺症と副作用は違う
後遺症と副作用はどちらも施術後に出現する症状ですが、違いとしては緊急性の高い症状を「後遺症」、経過観察で問題ない軽傷なものを「副作用」とすることが多く、これらを見極めることは簡単ではありません。
施術後に大丈夫だろうと対応しなかった結果、重大な症状を見逃してしまい、後遺症が長くなってしまう可能性もあります。
後遺症と副作用の判断がつかない時はどうする?
先述のとおり、後遺症と副作用の判断はとても難しいです。
施術後に気になる症状があり、後遺症か副作用か迷われた時には、早い段階でクリニックに相談することをおすすめします。
【まとめ】ハイフに潜む後遺症とは?未然に防ぐ方法も解説
ハイフは、たるみ治療の中でもダウンタイムが少ない治療として知られていますが、副作用や後遺症が起こる可能性があることをご説明させていただきました。
副作用や後遺症が起こらないことが大前提ですが、もし起こってしまった時にどのような症状が出るのか、症状が出た時にどのような対応をするのかを知っておくことも治療を受けるにあたり、とても大切なことです。
イーメディカルクリニック麻布では医師が丁寧にカウンセリングを行い、一人ひとりのお顔に合わせて照射方法やショット数をご提案し、より高い効果がでるような施術を提供しています。また、施術中も皮膚状態やお痛みに寄り添いながら行わせていただきます。
ハイフに興味がある方、不安や疑問がある方もまずは当院でカウンセリングを受けてみませんか?
皆様のご来院を心よりお待ちしております。